厳島神社は、推古元年(593年)厳島に住む豪族佐伯鞍職により創建されたと伝えられるが、現在の威容を構築したのは、平氏一門の後ろ盾を得た平安時代末期である。
戦国時代末期、毛利元就が陶晴賢を打ち破り、中国地方の覇者となる一歩を踏み出した厳島の戦いの舞台。元就は、神の島を戦場にしたことを恥じ、その後はこの島の自然の保護者となった。
自然
秋はモミジの紅葉が美しい。ロープウェイで紅葉谷を見下ろしながら標高535mの弥山(みせん)の頂上まで上ることもできる。厳島は神の島として木材の伐採が禁じられていたため、ほぼ自然状態の森林で覆われている。植生はアカマツが主体である。ただし、モミのように低海抜地域には通常生育していない木も生えており、この点は謎とされている。
島には多くのシカやサルがいる。サルについては江戸時代までの記録がなく、近代になって小豆島のニホンザルを人為的に移入したものとされる。 これに対し、シカには近代以前からの記録が残っており、厳島神社の神使とされている。
干潮の砂浜には多くのヤドカリが見られる。
近年、厳島神社の社殿・大鳥居付近で海藻であるアオサが繁茂している。景観を損ない、また腐って悪臭を放つので、宮島観光協会と宮島町役場、地元自治会がボランティア活動を主催し、年数回清掃活動を行っている。繁茂の原因は明らかではない。水質の悪化と水温の上昇にあるのではないかといわれているが、広島湾の水質は高度成長期に比べてむしろ大幅に改善している。(逆にきれいになりすぎたことで、カキの養殖などに影響が出ている)宮島の他の地域ではアオサがとくに増えている徴候は観察されず、むしろ減少している場所もある。このため、周縁海域の埋め立てによる海流の変化が影響しているという意見もある。
また、シカが大繁殖(現在島内には600頭が居るものと推測される)し、エサが不足して観光客の弁当や食料品、挙げ句の果ては観光パンフレットや、(土産物屋などで出す際の)紙幣や紙袋など、紙類を狙って食べるなどの被害があり、注意を要する。 また、観光協会がシカの角を切っているが、山に入ると角のあるシカに出会うこともあるため、怪我をしたりする恐れもある。 (繁殖よりも、むしろ餌をやるなどの影響で局所的に過剰な個体数が集まることの影響と考えられる。野生動物に餌をやらないという当たり前のマナーを守ることで改善されると考えられる。)
引用:『ウィキペディア(Wikipedia)』
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